検索連動型広告でよくある失敗

低予算で簡単に始められることから、中小企業や個人事業者でも有効に活用されている方が多い検索連動型広告(リスティング広告)ですが、あまりにも簡単に始められることから、何の前準備もなく初めて失敗される方もいるようです。

よく聞く失敗例をご紹介しますので、同じ失敗をしないよう、最低限の準備は行って検索連動型広告を有効に活用してください。

上場企業や沢山の広告予算がある方には、あまり参考にならないと思いますので、検索連動型広告専門の大手広告代理店にご相談されることをお勧めします。

よく聞く失敗例としては

などになります。それでは順番に見ていきましょう。

あっという間に予算が無くなってしまった

初めに何万円かを入金して初めてみたけど、あっという間に広告費を使い果たしてしまった方も多いのではないでしょうか。

その中で多い理由としては

  • いきなり人気のキーワードに高額な単価で入札した
  • 意味の広い単一キーワードで掲載した
  • 予算設定を行わなかった

などが多いようですが、ホームページの内容に関連が高いキーワードに広告を掲載するのはもちろんですが、誰もが思いつく意味の広い一語に入札するのではなく、複数のキーワードを組み合わせた「複合キーワード」を基本に掲載していきます。

たとえばマンションの販売をするのであれば、
「マンション」の一語でも広告を掲載できますが、部分一致ですと「マンション」が含まれる全ての検索に表示されますから、表示回数が増えても検索の目的な様々になり、見込み客になる割合は下がります。

マンション+地域名が基本となり、新築なのか中古なのか、その他マンションの特徴を組み合わせて絞り込みを行います。

弊社の場合にはホームページの制作を行っていますので
ホームページ+制作
ホームページ+制作会社
などで検索された場合に広告を掲載します。実際にはこれだけでは、サービスの特徴が出せませんので、もっと複雑にはなります。

入札単価が高く人気のキーワードであっても、成約率が高く費用対効果的に見合うのであれば、積極的に掲載を行うべきです。しかし、初めから全てのキーワードで高い成約率は望めませんから、事前に予算設定を行いその予算内でテストを行ってから本格的な掲載を始める必要があります。

集客はあったようだが、成約に繋がったか解らない

広告を掲載するキーワードを正しく選定し、広告のテキストも問題ないとしても、検索連動型広告からの集客が成約に繋がったのか解らないため、本格的に進められないでいることもあるようです。

成果を分析していない
検索連動型広告は、インターネット広告の中でも費用対効果の測定が特に行いやすい媒体です。簡単な作業で、キーワードごとにコンバージョン(実際に購入や資料請求があった率)が測定可能ですので、費用対効果を確認しながら進めることが可能です。

ホームページの内容と検索キーワードが一致してない
広く集客を行いたいがため、ホームページの内容と関連性の低いキーワードで広告を掲載している場合にも効果は期待できません。

複数の商品やサービスを扱っている場合は、トップページではなく、直接その商品ページに誘導することが大切です。

ページを開いて直ぐに目的の情報が見つからないと、そのまま去っていってしまいます。その時間は年々短くなっており、最近では3秒で判断すると言われています。

ホームページが完成していない
検索エンジンから良質なトラフィックを誘導できたとしても、ホームページの完成度が低い場合には訪問後の成約率も期待できません。

本格的な集客の前にホームページの成約率を高めなければ費用対効果の高い集客は行えません。

検索連動型広告は直ぐに予算を決めて始められますので、ホームページの問題発見にも役立ちます。

懸賞やプレゼント目当てや、見込度の低いお客を沢山集客してしまった

既存の紙媒体での広告の経験が豊富な方が犯しやすい間違いで、より多くの方に広告をもてもらえるようなキャッチコピーで広告を作成しまうことがあります。

  • 広告のレスポンスを重視し過ぎた
  • 広告文で無料やプレゼントを強調した

検索連動型広告は広告の掲載ではなく、クリックされて初めて課金される広告ですので、必要以上にレスポンスを重視すると無駄な広告費が発生してしまします。

クリック率が低すぎても掲載されなくなりますので、紙媒体とは違う検索連動型広告でのテクニックが必要となります。

思ったほどの集客が無い

思ったほど集客できない時の原因としては、

  • 広告テキストの作り方に問題
  • 入札単価が安すぎる
  • キーワードの選定に問題がある

などになります。

キーワードごとの掲載回数とクリック率を確認して、クリック率が低い場合には、広告自体に問題がある可能性があります。

広告作成のポイントとしては、タイトルに検索ワードを含めて、説明には商品やサービスの特徴を解りやすく記載することです。

また、広告の掲載順位によりクリック率は大きく異なります。上位に表示される方がクリック率は高まり、2ページ目以降になると極端に集客が減ることになりますので、最低でも1ページ目に表示されるようにしてください。

そもそも検索回数が極端に少ない場合には、キーワードの種類を増やす必要があるでしょう。

アカウントの作成で挫折した、予算的に諦めた

自分でアカウントの作成を試みたが、途中で設定方法が解らなくて止めてしまった方や、専門の代理店やYahoo!プロモーション広告のアシストプランでの提案の見積り金額を見て、予算的に諦めた方も多いようです。

広告代理店経由の掲載ですと、最低でも月額20万以上の掲載料でないと、しっかりしたサポートは難しいかもしれません。手数料を20%頂いたとしても月額1万円の広告掲載ですと2,000円ですので、広告を中心とした代理店は扱えないのが実情だと思います。

ホームページ運営の全体として専門家に支援を頼むか、ご自分である程度は勉強する必要があると思います。

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